今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)は頭痛のご利益が強いと知り
その昔、頭痛に悩んでいた後白河上皇が治ったということで行ってきました。

小学生の頃から頭痛もちで、
頭痛があるたびに吐いていた苦悩があったからです。

私に起こる頭痛は、自覚できているだけでも片頭痛、生理痛、運動後頭痛(労作性頭痛)、
群発性頭痛、眼精疲労頭痛、肩こり頭痛、低血圧頭痛、
副鼻腔炎頭痛、低気圧頭痛などがあり、30年以上も重い頭痛に悩まされ続けています。

また、念(悪念、霊障など)による頭痛もあることを少し前に知り、
かなりいろんな頭痛が重なっていたのだなと思いました。

専門医のいる頭痛外来も行きましたが、特に悪い所もなく、
頭痛を病院で完治させるのは難しくて、
対処療法として出される頭痛薬もしくは片頭痛薬で乗り切るしかなかったのです。

頭痛薬の長期乱用は良くないけれど、
飲まないと死ぬかと思うほど痛み、苦しくて吐いてしまうし、
半日くらい寝込んで時間を無駄にしていましたし、副作用で胃にポリープができたほど。

念(霊障含む)による頭痛がある場合はサプリや薬では効かないと思うので、
今熊野観音寺で参拝したあと、頭痛に効くという枕カバーを買ってみました。

枕カバーを付けて寝た翌日から頭がスッキリし、もう1年8カ月使っています。
体調がすごく良い日が続くようになったので、これはすごい!と思いまして、
頭痛持ちの妹と姪っ子にも枕カバーを贈りました。

今熊野観音寺では、遠くて来れない人のために郵送もしてくれます。

妹と姪っ子もこの枕カバーをつけて寝始めてから
頭痛がかなり軽減されてると驚いており、
私のように頭痛薬を飲みまくっていた姪っ子も、
飲むのが激減したと大変よろこんでいました。

ところで、千手観音像が1001体あることで有名な三十三間堂も頭痛平癒にご利益があるそうで、
今熊野観音寺とどちらにお願いしようか迷ったことがあります。

主人と一緒に、両方の公式サイトやスピリチュアル系のブログなどを見て、
今熊野観音寺と三十三間堂の霊験記を合算させ、
私達なりにわかりやすい言葉でまとめてみました。
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今熊野観音寺
807年
空海さんが老人の姿をした熊野権現から5cmくらいの十一面観音菩薩像を手渡たされて、
この地にお堂を建ててこの観音像を祀るようにと言われた。

そこで空海さんは50cmくらいの十一面観音菩薩像を作って、
授かった像を中に入れて祀った。

~353年後~

1160年
後白河上皇は熱心な熊野三山の信者だったけど、
熊野は遠くて気軽に行けないから、
今熊野と呼ばれていたこの場所に熊野権現を勧請した。

後白河上皇の頭痛が今熊野観音さまが夢でお告げをくれたおかげで治ったので、
人々からも頭痛封じの観音様として尊崇されるようになった。

~5年後~

1165年に三十三間堂が完成。(正式名称は蓮華王院)

もともとは後白河上皇が建てた法住寺殿の一部で、
1249年に火災で焼失して、1266年に三十三間堂だけ再建された。

後白河上皇が熊野にお参りしたときに頭痛が治るようにと祈願したら、
熊野権現から「洛陽因幡堂の薬師如来に祈りなさい」とお告げがあった。

熊野権現さんに言われたとおり、因幡堂に参詣したら、
夢に僧が現れて「前世は熊野の蓮華坊という僧侶で、
そのドクロが岩田川の底に沈んでいて、
その目穴から柳が生えているから頭が痛むのである」と告げられた。

調べるとお告げの通りだったので、
三十三間堂の千手観音の中にドクロを納め、
柳の木を梁に使ったところ頭痛が治った。

「蓮華王院」という名前は前世の蓮華坊の名から取ったもので、
(ということは、三十三間堂を建てたのは夢を見てから)
この言い伝えにより「頭痛封じの寺」として崇敬を受けるようになった。
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こうして霊験記を重ねて読むと、後白河上皇の夢に出てきたのは、
僧に姿を変えた今熊野観音寺の十一面観音様なのではないかと思ったのですが、

それだと、熊野権現に言われて因幡堂の薬師如来様に祈ったのに、
前世のドクロのことを教えてくれたのは
今熊野観音寺の十一面観音様ということになり・・・。
薬師如来様に頼まれたのかしら?

いずれにしても、お告げをくれたお寺が今熊野観音寺で、
前世の自分の頭を納めたお寺が三十三間堂
ということで、私は今熊野観音寺へ行きました。

十一面観音様のおかげで、頭痛がかなり良くなりましたし、
三十三間堂では、仏様の手を借りに行きましたから、
私はこれでよかったです。

仏様に手を借りることに興味があるひとは、
豊臣秀吉さんの豊国廟で、三十三間堂で借りた手についてアドバイスをもらった
神仏が見えて会話ができる識子さんのこちらのブログ記事を読まれてみてください。
三十三間堂で手を借りた効果

借りた手を返す方法や、もっと詳しい話はこちらの本に書かれています。
70ページからです。

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単行本と文庫本ですが、文庫本に新しく記事が追加されているので
どちらか選ぶなら、ブルーの文庫本です。

京都本でいろいろな神社仏閣の神様仏様を紹介してくれていますが、
今熊野観音寺については残念ながらまだ書かれておりません。ブログも、です。
いつか書いてくれるかなぁ~と心待ちにしているところです。

これから今熊野観音寺へ行かれる方へ、さらなるご加護が頂けますように。
また、頭痛で悩まれてる方は頼られてみると良いかもしれません。

今熊野観音寺

京都市東山区泉涌寺山内町32番地

※2019/6/6追記※

令和になった2019年5月末に新年のご挨拶に行きました。
枕カバーを買い替えたかったので、
社務所が開く8時まで駐車場で待っていました。

8時の時点で中国人観光客の集団がこられていたのですが、
15人くらい全員が中央階段の下で靴を脱いであがっていたので、驚きました!

なるほど、中国語表記がなかったのでわからなかったのかも。

お賽銭箱の右側から通路から回り込み、
そこで靴を脱いで中に入って参拝することができます。
日本人の方でも、手前で参拝して帰ろうとしていた夫婦がいたので
お伝えすると、知らなかったようで、それから中へ行かれました。

中へ入るとラッキーなことに、
ご本尊の十一面観音様との結縁ができる紐があり、
ありがたく触らせて頂きました。
結縁期間は、令和2年の12月18日までできるようです。